複数AIの思考・調査プロセスも可視化される「ディープエージェント方式」で検索式や分析過程まで、AIの全プロセスが検証できる

近年、AIを活用した特許ツールは急速に普及しつつありますが、その多くは以下の課題を抱えています。
- なぜその結論に至ったのかが分からない
- 調査・分析のプロセスがブラックボックス化している
- 社内説明や意思決定の根拠として使いにくい
特に知財・特許の分野では、「何を調べたか」だけでなく、「どのように考え、どのような判断をしたか」を説明できなければ、出願判断・研究投資判断・経営判断には活用できません。 MyTokkyoAiはこの課題に対し、Deep Researchを「結果生成」ではなく、人間の知財担当者や弁理士の思考プロセスそのものを再現・可視化する業務遂行型AIとして実装しました。
本機能は、単一のAIによる処理ではなく、目的達成のために複数のAIが役割分担しながら自律的に動作する「ディープエージェント方式」を採用しています。


① 検索(Deep Search)
- 技術内容、研究メモ、課題文などを入力することでAIが技術的文脈を理解し、意味ベースで先行技術・関連特許を探索
- キーワード一致に依存しない調査が可能
② 分析(Deep Analysis)
- 抽出された特許群を技術構成、作用・効果、目的などの観点で構造化
- 類似点・差異・競合ポジションを整理し、判断材料を提示
- 分析に至った思考過程もあわせて可視化
③ 提案(Deep Proposal)
分析結果を踏まえ、AIが
- 出願方針案
- 差別化ポイント
- 知財戦略の選択肢
- 社内説明・検討用の提案書ドラフトまでを自動生成
これにより、特許調査の成果をそのまま意思決定に使えるアウトプットとして活用できます。
MyTokkyoAiはこれまで、発明抽出、先行技術調査、明細書ドラフト支援など、知財実務をAIで支援する機能を提供してきました。
今回のディープエージェント方式は、これらの機能を個別に使わせるのではなく、AI自身が目的に応じて「検索・分析・文章化」を使い分け、思考プロセスを伴って業務を遂行する設計へと進化させた点に新規性があります。
「ブラックボックスな調査」から、「説明できる・検証できる・提案につながる知財実務」へと昇華させました。
- 研究テーマ検討段階での出願可否判断
- 新規事業・研究投資における知財観点からの評価
- 知財部・事業部・経営層向けの説明資料作成
- 弁理士・外部専門家との検討用たたき台作成
本機能は、高度なDeep Research を特許実務レベルで実現する機能でありながら、月額2万円(税別)という導入しやすい価格設定で提供されます。
特許検索、分析、提案書・特許ドラフト作成までを一気通貫で自律実行するディープエージェント方式の知財AIを、特定の専門職や大企業に限らず、スタートアップ・中小企業・研究者・知財部門でも日常的に活用できる水準で提供する点も、MyTokkyoAiの大きな特徴です。
なお、MyTokkyoAiは今後、ディープエージェント機能の高度化および提供価値の拡張に伴い、2026年4月より月額3.5万円(税別)へ価格改定を予定しています。
今回提供開始する価格は、本機能をより多くのユーザーに早期に体験・定着してもらうための先行価格として位置づけており、本リリース時点での導入は、将来的な価格改定を見据えても大きなメリットとなります。
リーガルテック株式会社は、MyTokkyoAiを通じて、知財実務におけるAI活用を「補助」から「思考パートナー」へと進化させ、研究開発・事業創出・経営判断を支える知財インフラの構築を進めてまいります。
※本リリースにおける「日本初」とは、「特許明細書ドラフト自動作成機能および特許調査機能を有する生成AIエージェントを搭載したSaaS型知財支援プラットフォーム」というカテゴリにおいて、主要な国内SaaS型知財サービス(2025年12月23日時点、当社調査20社対象)との比較に基づきます。
- 会社名:リーガルテック株式会社
- 設立:2021年3月
- 資本金:3億7,900万円(資本準備金含む)
- 代表取締役 CEO:平井 智之
- 所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
- ホームページ:https://www.legaltech.co.jp/
- 事業概要:
- 特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」
- 知の資産化ナレッジベース「IPGenius」
- 秘密情報の共有データルーム「リーガルテックVDR」