サートラスが教育ICTによる著作権使用の補償金制度を本格化

ニュースの概要

オンライン授業を円滑に行うにあたり、サートラス(授業目的公衆送信補償金等管理協会)がICT(Information and Communication Technology(情報通信技術))による著作権使用の補償金制度を本格化させました。

これにより、学校等の教育機関の授業で予習・復習用に教員が他人の著作物を用いて作成した教材を生徒の端末に送信したり、ICTの活用により授業の過程で利用するために必要な公衆送信について、補償金を支払うことにより、個別に許諾を得る必要がなくなりました。

本制度の運用

学校教育の教材となる他人の著作物は、教室内でのコピーなどは無償で使えますが、ICT活用の場合は拡散しやすく教育目的以外に用いられる可能性があるため、有償となっています。2020年度は新型コロナの経過措置として無償期間が設けられていましたが、今年度から本格的に運用が開始されました。

補償金を集めるサートラスが登録の教育機関のサンプル調査に基づいて書籍や写真、雑誌、新聞などの権利者団体別に分配額を決め、その各団体が著作者・著作権者を特定して分配金を支払います。

著作権管理のデジタル化

一方で、ウェブで見つけた出所不明の素材を安易に使うケースが教育現場でもあるため、上記権利者の特定が困難となる場合があります。その解決策の一つがデジタル技術です。

一例として挙げられるのは、音楽著作権で進むフィンガープリント技術です。これは楽曲ごとに“電子指紋”を組み込むことで、放送や端末機器で流れる楽曲を識別する仕組みで、即時にアルバムやアーティストの名を表示できる利便性とともに、楽曲の使われ方が把握され、著作権管理が容易となります。

絵画、写真などのコンテンツについても各特性に即したデジタル化が必要であり、対策が急がれています。

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