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Apple MusicのDJミックス使用曲全ての楽曲権利者を特定、適性にロイヤリティを支払える構造に

ニュースの概要

Apple MusicはShazamAppleが2018年に4億ドル(約439億5000万円)で買収した音声認識アプリ)の技術を活用して、DJミックス(DJが曲と曲をつなぎ合わせること)に使用された全ての楽曲の権利者に直接、適切にロイヤリティの支払いを行うシステムを開発したことを発表しました。

DJミックスに使用した曲のロイヤリティをアーティスト・レーベルに適切に支払う構造

メジャーレーベル、インディーレーベルと協力して、ミックスに登場する、DJ・レーベル・アーティストの三者間でストリーミングロイヤリティを公正に分配する方法を考案しようとしています。

さらに、ミックスを作ったDJだけでなく、音楽フェスティバル、クラブ、コンサートプロモーター、キュレーターやインディーレーベルなどといった、DJミックスを送り出す側、サプライヤーにも公平に支払いが行われるようにしていくとのことです。

今までの課題

アーティストは著作権を有しているので、DJが曲を配信した場合に、ロイヤリティを受け取る権利があります。しかし、DJがミックスした楽曲を配信する際に、正しくオリジナル楽曲の権利者を特定することが難しく、著作権料が適切にアーティストに支払われないという問題がありました。さらに、ダンスミュージックの場合には曲を編集して混ぜ合わせてオリジナル曲を認識できないものにすることができるため、事情はさらに複雑になります。DJが楽曲を配信することで発生する著作権料の扱いに関してはトラブルが後を絶ちませんでした。

具体的な損失として、2016年にエレクトロニックミュージック協会は、ダンスミュージックプロデューサーたちがライブパフォーマンスと認定されないまま使用された作品から推計1億2000万ドル(約131億8000万円)のロイヤルティがとれなかったことを挙げています。

配信元:https://japan.cnet.com/article/35176533/