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アメリカ地裁 Google等に「漫画BANK」運営者情報の開示命令

ニュースの概要

アメリカのカリフォルニア地方裁判所が、アメリカのグーグル社などに対し、国内最大規模の漫画海賊版サイト「漫画BANK」に対し運営者の氏名や住所、電話番号、IPアドレスなどを明らかにするよう開示命令を出しました。

集英社など大手出版社4社が、グーグルなどに「漫画BANK」の運営者を特定し起訴するために、アメリカの裁判所に情報開示を申請していました。

「漫画BANK」は既に閉鎖されています。

[関係図]

Googleは「漫画BANK」と検索しても該当サイトが出てこないように、当該リンクを削除する対応をしています。

著作権法改正で海賊版の取締り強化

海賊版の規制強化を目的に著作権法が改正され、2021年1月に施行されました。

無断アップロードされた著作物を、違法だと知りながらダウンロードする行為が規制対象になります。また、海賊版サイトに誘導する「リーチサイト」の運営も違法となりました。

<改正前>音楽や映像のダウンロードのみが対象

<改正後>漫画や新聞、雑誌、論文などのダウンロードも規制(二次創作品(パロディー)は除外)

論文や記事は半分程度を引用した場合に違法

    漫画は1話の半分程度4コマ漫画の1コマのダウンロード規制対象

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配信元

https://nordot.app/832830866170675200?c=39546741839462401