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東大IPCや三菱地所も注目するオープンイノベーションのこれまでとこれから

ニュースの概要

三菱地所と東京大学の100%子会社である東大IPCと丸の内エリアのオープンイノベーションプラットホームであるTMIPが協業を開始することを発表しました。

東大IPCが運用するファンド「AOI1号ファンド」に三菱地所が出資することで、同ファンドが目的とする各業界のリーディングカンパニーと連携し得るスタートアップの設立や、大企業内部リソースを活用し新事業を創出するカーブアウトベンチャー促進をさらに推し進めることになるようです。

オープンイノベーションとは

このAOI1号ファンドは、上記目的を達成するにあたってオープンイノベーションの推進を標ぼうしています。日本でも有数の大学・企業がこれほどまでに注力するオープンイノベーションとはいったい何なのでしょうか。

一般的にオープンイノベーションとは、社外の技術を積極的に取り入れることで自社技術と併せて新たなイノベーションを創出する手法です。

詳しくはこちらの記事(『知的財産を活用するための「オープンイノベーション」って?-Tokkyo.Ai』)をご覧いただければと思いますが、かつての製品開発・製造の過程からは想像もできないようなシナジーを生み出す可能性もあり、オープンイノベーションの注目度は日に日に高まっています。

これからの展望

元の記事にあるように、「技術の進歩による製品ライフサイクルの短命化や消費者ニーズの多様化により、社内のみでは社会に大きなインパクトを与えるイノベーションを創出することが困難となってき」たことがオープンイノベーション技術促進の背景であることを考えると、オープンイノベーションはさらにどんどん促進されていくことになると考えるのが自然です。

今後は二社間・複数社間での技術の相互利用がますます広がりを見せることになっていくでしょう。AOI1号ファンドやそれを取り巻くオープンイノベーションの動きから目が離せません。

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