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楽天モバイルと富士通がOpenRanの共同開発を開始

ニュースの概要

楽天モバイルと富士通は、OpenRANソリューションの共同開発に関して提携を発表しました。

今回の合意で楽天モバイルはネットワークプラットフォーム「Rakuten Communications Platform」を提供し、富士通の無線装置の技術を取り入れることでRANポートフォリオを拡充していく予定のようです。

Open RANとは

そもそもRANとは無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)の略で、携帯電話の端末などと基幹となるネットワークを結びつける役割を果たすものです。

RANは携帯情報端末の出現に伴い発展してきましたが、様々なプレイヤーが統廃合を繰り返しているため規格が統一されず、サービスの発展を妨げている側面がありました。

そこで、これらの規格を互換性のある形で実施するための構想がOpenRANです。現在OpenRANの仕様・規格を策定するための団体として活動しているのが「O-RAN Alliance」であり、楽天モバイルと富士通はいずれもO-LAN Allianceに加盟しています。

オープンリソースの活用

企業間でのオープンイノベーションに基づく提携などの認知が広まってきた近年ですが、さらに同一業界内で基礎となる技術などについて規格を統一化し、さらに広範に技術を利用しようという動きも広まっています。

このように技術の相互利用を一歩推し進めてオープンリソースとして業界内で活用することも無形資産の活用手法の一種であり、今後ますます発展が見込まれる分野となります。

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