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地域団体商標に「枝幸ほたて」を登録

ニュースの概要

特許庁は、「枝幸ほたて」(出願人:枝幸漁業(協組)、枝幸水産加工業(協組))を地域団体商標に登録しました。

道内の地域団体商標の登録件数は36件になりました。

また、2021年3月22日までの地域団体商標登録件数は全国で697件です。

地域団体商標制度

地域団体商標制度は、「地域名」と「商品(サービス)名」からなる地域ブランドを保護することにより、地域経済の活性化を目的とした制度です。

取得するメリットしては、他者への権利行使が法的にできるようになる、ライセンス契約を結んでマネタイズできる、ブランド力が増大して、取引の信用度があがるなど様々あり、特産品を生産する地域団体では積極的に出願を行っているようです。

<地域団体商標登録のポイント>

  • 商標が文字のみであること

  • 「地域の名称」と「商品名」等の組み合わせであること

  • 商標の構成文字が図案化されていないこと

  • 商標全体が普通名称でないこと

通常「地域名」+「商品名」などでは、商標法3条1項3号にあたり、原則として登録が認められないのですが、地域団体商標はこの点が緩和されています。

「枝幸ほたて」とは

周囲を山間部と湾岸部に囲まれた枝幸町では、山間の河川から流入する豊富な栄養を含んだ水と、流氷が運んでくる栄養豊富な苔というプランクトンが育つのに適した環境が形成されています。

枝幸町で漁獲されるほたてはその環境でよく育ったプランクトンを餌とするため、グリコーゲンやアミノ酸などが多く含まれ、体に優しく、旨味や⽢味が強いです。外敵のいない漁場で育つため、⾷感が良く⾁厚な点も特徴です。

ブランド名保護のために商標登録を!

地域団体商標に限らず、商標はブランドを守ることに大きな力を発揮します。あなたのブランド、製品の名称もぜひ商標登録してみませんか。

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