width=

加工食品の原料を明らかに!品種判別技術

その加工食品、どんな作物が使われていますか?

パン、麺、餡…世の中には原材料の食物を加工した「加工食品」が多数あります。

しかし、この加工食品、どのような植物のどの品種が使われているか、実は判別は簡単ではありませんでした。

従来使われているDNAを元にした判別技術ではDNAの品質が良好でないと判別ができなかったため、食品加工の過程でDNAが傷ついてしまうと正確な判別が困難だったのです。

これでは、我々消費者はどんな食材が使われているか確かめようがなく困るのはもちろん、生産者もこっそり持ち出されたオリジナルの品種が使われていてもそれを証明できず、品種の流出につながってしまいます。

消費者保護と品種保護

今回の技術では、植物内の「転移因子」と呼ばれる塩基配列を特定の手順で検出することで、劣化・断片化したDNAでも高精度で判別が可能となっています。

これらの技術によって加工食品の品種の特定も可能となり、消費者に正確な原料情報を提供できるうえ、品種の不正流出の抑止につながります。

この技術が気になったら・・・💡

この技術は、特許として登録されており、IPマーケットプレイスに出品されています。

IPマーケットプレイス: https://marketplace.tokkyo.ai/index.php?dispatch=products.view&product_id=726

特許: https://search.tokkyo.ai/pat/PT_2005187107

記事に関するお問い合わせはこちら